退職や転職したい!・・・と考えている自衛官は多いと思います
私も現役時代の勤務中は自分自身も思っていたし、上司や同期、後輩、部下ともよくそのような話をしていました。
でもなかなか本気で辞めようとする人はいませんでした。
自衛官はやめようとしないのか?辞めれないのか?を経験をもとに紹介してまいります。
こんにちはZARI26です。
元航空自衛官幹部として15年間勤務しました
このブログでは自衛官から転職を考えている方々に役立つ情報を提供できれば幸いです
とはいっても・・・それでは納得できませんよね( ゚Д゚)
【辞めれない理由】
1. 安定した収入と職場環境
2. 転職の方法をしらない
3. 家族や周囲の意見
4. 自衛隊への愛着
5. キャリアの不透明さ
1. 安定した収入と職場環境
給与と福利厚生の安定
やっぱり自衛官は給与や福利厚生が超安定してます。
特に手当てが凄まじいです。
行くとこ行けば「+20%以上」の収入アップする基地もあります。
職場の安定性
自衛隊は国家機関であり、曹以上になれれば正社員みたいなものでリストラや倒産のリスクが低いため、職を失う心配がほぼありません。
2. 転職の方法をしらない
自衛官の多くは「普通の就活」を経験していない
多くの自衛官が入隊する自衛官候補生や一般曹候補生は高卒・大卒(ピーク外れ期は社会人経験者も多くいます。)での入隊や幹部候補生へは防衛大学校・一般大学からの入隊なので所謂「普通の就活」を経験していません。
そのため転職時にマストな「職務経歴書(就活時はES)」の書き方が分からないのです。
とくに自己分析とかホントに苦手 自衛隊の職務内容もどう書いていいか全然わからないのです。
スキルの不一致
自衛隊で培ったスキルや経験が民間企業でどのように評価されるのか、自信を持てないことがあります。
特に専門的な技術や知識が民間でどのように活かせるのかが不透明であると考えがちです。
3. 家族や周囲の意見
家族の反対
家族が自衛隊の安定性や福利厚生に安心感を抱いている場合、退職や転職に対して反対されることがあります。特に子供の教育費や生活費などが心配されることが多いです。
同僚や上司の影響
自衛隊内での人間関係や上司からの期待も影響を与えます。退職することで周囲に迷惑をかけるのではないかと心配することがあります。
4. 自衛隊への愛着
使命感と誇り
自衛官としての使命感や誇りが強い場合、職務を離れることに対する抵抗感があります。特に長期間勤務している場合、その思いは強くなります。
仲間との絆:自衛隊内で築いた仲間との絆やチームワークも重要な要素です。これらの関係を失うことを恐れることがあります。
5. キャリアの不透明さ
キャリアの見通し
自衛隊を離れた後のキャリアパスが明確でない場合、転職に踏み切るのは難しいです。特に、自衛隊から民間企業への転職市場についての情報が不足していると、不安が増します。
まとめ
これらの要因が組み合わさることで、自衛官が退職に踏み切れない状況が生まれます。
退職や転職を考える際には、これらの不安や懸念をしっかりと解消し、自分自身のキャリアや人生について深く考えることが重要です。
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